人は状況が悪くなり追いつめられると、”心の闇”にふたをすることを忘れてしまう
読書が好きで、近所の図書館内をよくウロウロするのですが、
選ぶ本のジャンルは、自分のその時の心境をよく反映してるなと感じます。
今日は、心理学の本のコーナーに足は向かいました。
最近私自身に、少し凹む出来事があり、何か求めていたのかもしれません。
普段私は、子供達の前では「母」、夫の前では、「妻」、両親の前では「娘」、
姑の前では「嫁」、職場では「働く女性」と、いろいろな顔を持ち、適宜役割を演じてると思います。
演じるというと大げさで不自然に聞こえるかもしれませんが、各場面で役が自然(に見えるよう?)に振舞えることが大人になるということなのかなと感じる時もあります。
また、どれが本当の自分なのか?と問うと、すべての役を含んだものが自分なのかもしれません。
しかし、何かの拍子に(たいてい何かよくないことが続いた時)、裏の自分、
見たくもないような、攻撃的な毒を吐く自分と対面することがあるのです( ;∀;)
「追いつめられると、人間は簡単に自分の”心の闇”の部分をさらけ出す。普段は尊敬されているような人でも、誰かに責任をなすりつけようとする。ふだんはやさしい女性から、口汚い罵り言葉が平気で飛び出る場面も、何度となく見てきた。
誰の心の中にも憎しみや攻撃性は必ず潜んでいる。自分の中にある”心の闇”を自覚しつつもそれをコントロールしようとすることで、人は優しく寛大になれるとも言える。
ところが、周囲の状況が悪くなり追いつめられると、人は”心の闇”にふたをすることも忘れて、それを表に向けることが生き残りの唯一の方法だと、勘違いしてしまう。
追いつめられているからこそ、正念場を迎えているからこそ、深呼吸して”心の視野”が狭くならないよう”心の闇”が暴れださないように気をつける。
ことばでいうほど実行は簡単ではないが、私自身もそれを自分に言い聞かせながら日々を送りたい」
”心の闇”というのが、まさに私にとっての「裏の自分」「攻撃的な毒」で、思い返してみると、確かに精神的に追い詰められた状況で、現れてしまいます。
また、ホルモンの影響もあるようです。
人は追い詰められるとやる気に繋がる興奮脳内ホルモンが出て、それが攻撃に向くと邪魔をされると怒り、逆に逃亡に向かう時はストレスの対象から逃げようとするらしいのです。
ではそのような状況では、どうすればよいのでしょうか?
- 深呼吸する
- 心の視野を広げる
- 自分自身のあり方を見つめ直す機会だと思う
- 周囲の人に相談したり、アドバイスをもらう
いずれにしても、追い詰められた状態はずっと続くわけではなく、必ず出口があると信じ、自分が成長するチャンスと言い聞かせることが大切ではないかと思いました。
他にこちらの本も読んでみます。