旅の夜に想うこと
大好きな角田光代さんの 旅の夜にまつわるエッセイ集です。
角田さんの世界各地で過ごす夜は、いろいろな想いとともに魅力的!
読んでいると、また旅に出たくなります。
印象的だったのが、「旅のはじまりは夜」
去年の春、娘と渡英したことを思い出しました。
パリ乗り継ぎトータルで16時間かけ、ロンドンのヒースロー空港についたのが、
夜8時過ぎ。
長時間フライトで足もむくんで、頭もぼ~っとしていた中、気合を入れなおし、
「さぁ、いよいよだね!」と空港を後にし、ヨーロッパ大陸初上陸!
二人で、真っ暗闇の中、第一歩を踏み出しました。
空港近くのホテルまでバスで移動し、ようやくホテルを探しだし、
ツインベットでいっぱいいっぱいの小さな部屋で、無事の到着を祝して乾杯。
その翌日、日本を出る前、ロンドン在住の友人に会うため、
待ち合わせした場所が「リッチモンドにあるホールフーズマーケットのフードコート」。
地下鉄での行き方を娘と二人で入念にチェックし、
「いよいよロンドンに来たね!
日本とほぼ反対にある国のスーパーマーケットで待ち合わせって、
最初は本当にたどり着くのかなと思ったけれど、明日どうにか行けそうだね!
すごいね私達!」と、
翌日からの2週間に渡っての大冒険にワクワクしていたのを思い出しました。
あとは、ベトナムでのアオザイ娘とのバイクナイトツアーも最高の夜でした。
旅はやっぱり、いいな~。