Bon voyage 旅好き!本好き!暮らし好き!

日々の暮らしから趣味の個人手配旅行まで

旅好き!暮らし好き!本好き!の40代の二児の母です。 個人手配旅行は、計画段階から楽しい! 日々の暮らしのつぶやきや読んだ本の感想なども綴っています。

「忘れたふり」

「前回に続き、よしもとばななさんの本をもう一冊読みました。

「忘れたふり」

サブタイトル

「すごい富よりも美よりも、最高に贅沢なこと。
それは、今していることに集中できて、
その余裕が心にも体にもあるということ。」

忘れたふり どくだみちゃんとふしばな2 (幻冬舎単行本)

P166

不安に効く薬

「不安、それはいろいろな形で襲ってくる。

ちっとした食い違いが友達との間にあったとき。

仕事先の人とうまく気持ちのかみ合わなかったとき。

自分がとるに足らないもののように思えるような、合わないグループに会ったとき。

ごはんを作っていて全部失敗したとき。

どうしても気持ちが切り替えられないとき。

(中略)

そんな時は、初心に還る。

大好きな本を、ゆっくり音読してみる。このスピードでなんでもゆっくりやるぞと決める。大好きな曲を聴いて、ゆっくり一緒に歌ってみる。懐かしさに涙するのもいい。

ていねいにお茶をいれて、お菓子も豆皿に載せて、いちばん好きなお茶碗を妥協なく選び、ゆっくり飲む。

明日観る映画を三本くらい選んで借りる。

あまり好きでない服を思い切って捨てるべく、さくさく選ぶ。

そのようなことを、ゆっくり、じっくり、地をはうような気持ちで確実に手を動かしながらやってみる。

(中略)

自分のペース、神様が決めたのでも、親が決めたのでもない。自分の心音、呼吸、考え方が決めたペースを取り戻すには、手を動かすことが必要だ。

手を動かすことで、体の奥底から自分だけのリズムがわきあがってくる。それに体を合わせていく。」

 

⇒海のそばに住んでいるせいか、周りも私も、スローペースな日常を送っていると思います。

ただ反対に、職場はめちゃくちゃ忙しく、そのギャップからか

また求められることが多すぎるせいか、時々どうしようもなく不安になったり、気持ちが落ち着かないとことが多々あります。

そんな時、休日は、料理やパンを作ったり、部屋を整理整頓し、インテリアを変えてみたり、ばななさんが言うように、「手を動かすこと」で、心のもやもやを浄化しているのかなぁと。

このブログを書くことも、自分のペースをを取り戻す大切な時間です。

 

p179

美とメイクの秘訣

「(自分を)大事にする表現の一つが、その日の服装やメイクなんだろうなぁと思うのです。

その日の顔を表現することが、その日の自分と仲良くなるということです。

その日の肌質に合う色も、服装も、カバンや靴も、今日だけのもの。

たとえ昨日と全く同じ服を着ていたとしても、今日だけの似合いかたなんです。

これをつかめれば、全てが楽しくなってくるはず、寝ぐせさえも。

恋人も夫もきっと、毎回少し違うように見える生き生きとした人が来るほうが嬉しいはず。

 

⇒最近、自分の小さなクローゼットに、つっぱりハンガーを設置しました。

毎晩寝る前に、明日着る服、バック、靴、アクセサリーをあらかじめ選んでかけておくためのものです。

納得いくまで選んだコーディネートだと、翌朝が来るのが待ち遠しい。

また朝の忙しい時間の中でも、パパっと用意が出来て、すぐに出動!出勤!

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好きなスタイルでいると、気分も上々、自信が持てることに気が付きました。

一日一日を大切に、今日も思い切り楽しもうと、朝から思えてきます。

 

 

 

「イヤシノウタ」

吉本ばななさんの言葉の選び方が好きです。

日々の暮らしの中で気が付くこと。

大切だなと思うことほど、言葉にすることが難しく、もどかしいのですが、

ばななさんはそれをもっとも適切な言葉で表現してくれます。

五感で感じることが同じだからでしょうか、読んでいて心の深くに染みわたり、共感できます。

イヤシノウタ

 

P140

・装いの喜び

「私はほんとうのお金持ちの生活をいやというほど見たので、その仕組みをじっくり見てしまった。家を買えばインテリアデザイナーが全部の家具をコーディネートし、それで名をあげて一般の人にも売るようになる。一般の人はありがたがっているが、それは単なる罠である。わたしたちが知るセレブと呼ばれる人たちのしていることはほんとうのお金持ちのしてることの単なる兼価版だし、商売をするほうにはその憧れを利用されているだけということも知るようになった。ちっとも自由でないし創造的でもない。こういう世界の兼価版では生きたくないと思った。」

⇒資本主義の経済システムの罠?にはまっていることすら気が付かず、大半の事や物が、お金持ちのしていることの安いバージョン(大衆向け)を模倣することに、私たちは必死になっているのかも。なんだかほんとうにばかばかしいと思う。

「大切なことは、自分で好きなものを着て、自然にふるまえる、そういう場所で使う金額こそが、自分の人生で必要なお金の基準。まずは自分だ。自分がどういうことを好み、どのゾーンに属しているのか。これさえ決まれば、どのくらい働けばいいのかもわかってくる。

 

P158

・豊かさ

「同じような絵を何回も描いて、いちばんいいものをだれにも見せないでだいじに取っておいたり。

その中の小さなモチーフを粘土で作って彩色してお守りのようにもって歩いたり。

旅先でそれをかばんから取り出して窓辺に置いてみたり。

そんなようなこと、その心の広がり。

朝起きて自分の庭に生っているトマトを取ってきて、よく洗って、きらきらした水滴がついているトマトを見ながら、好きな音楽をかけて、自分でドレッシングを作る。

そして、よく切れる包丁でトマトを切って、バジルを和えて、サラダにしてドレッシングをかけて食べる。

その時間の流れみたいなもの。

このようなことの奥には秘密の扉があり、もし形だけこのようなことをいっしょうけんめいやっても決して魔法は生じない。そこに命を吹き込むのは自分自身だ。そこに楽しさがなかったら、義務になってしまう。

子どもの頃のように、無心でやっていたら、この過程の中で小さなドアが開き、妖精や天使が顔を出すみたいに、ほんとうの時間の流れがよみがえってくる。

ミヒャエル・エンデが書いたように、私たちが奪われたものはつまりこの偉大な魔法なのだ。」

⇒仕事や家事の中でも、秘密の扉が開かれ、オリジナルのアイデアやひらめきの魔法によって心が心地よく広がって…時間の波に乗って…あっという間に時は過ぎ…ということはある。

毎日、次から次とやらなければならないことで頭がいっぱいになりがちですが、きちんと自分の深いところで感じていきたいな。

 

P168

・思春期

「あのやりきれなさ、世界で自分だけが寂しいと思う気持ち。眠れない夜。みじめな毎日。

あれほどの淋しい気持ちに、子どもを産んでからなったことはないかもしれないと思う。だれかを丸ごと愛するということは、そういうことだ。自分の孤独は自分のことで頭をいっぱいにしていたら決して埋めることはできない。他者を愛することでしか人は自分を愛せない。」

⇒大好きなperfumeの「コンピューターシティー」、

「完璧に計算で造られたこの楽園で、ひとつだけうそじゃない、愛してる」という歌詞がありました。

資本主義社会に洗脳された世の中で、人が人を愛する気持ちだけはいつも真実であってほしい。

男女間の恋愛については、『本能が「自分に欠けている遺伝子をこの人が持っている、組み合わさると子孫は強くなる」という情報をいっぺんにまとめてくれているもの』とP191に定義しています。潔い見解!

 

P195

・秘訣

「なんでお母さんはいつもすぐになにかをしたがるのか、追われているようでリラックスできないと思っている場合が多い。

自分がキリキリしていると感じたら、自分の仕事を減らす。

なぜか? 女だから。

女はキリキリするととにかく体に悪い。子宮という特殊な内蔵に悪い。ただそれだけのことだ。」

⇒4月に転職し、新しい仕事に早く慣れなければとかなり大変だった頃、生理周期がどんどん早くなっていって、今まで一度もそのようなことはなかっただけに、びっくり。女の体は正直だなぁ。

 

 

ゆっくり読んでじわじわと癒されるそのな素敵な本でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」

「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」

ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣 3%のビジネスエリートが実践していること (祥伝社黄金文庫)

受付、接客の仕事をしているため、サービス業のプロフェッショナルであるCAの方が書いた本を読むことがあります。

こちらの本を読んで注目したのは、ファーストクラスに乗るVIPの方々のコミニケーションの習慣、またそのような方にCAがどのように接客していいるのか、ということでした。

 

<すぐに職場で実践出来ると思ったこと>

 

メモをどんどんとる

 メモを持ち歩き、また家中に置き、アイデアがひらめいたらすぐに書き留める。

 お客様と大事な話をしている時、メモを取る姿を示すことで信用も得られる。

 またメモを取ろうとすれば、話に集中してよく聞き、大切なポイントが整理される

 ⇒信用はメモからはじまる。

 

会話中、ポイントとなることを「オウム返し」する

 相手が会話のポイントとなることを、メモ+オウム返し、自発的に復唱してくれると、非常に安心する。

 これが話が通じる人と通じない人の分かれ目。

 

会話が長続きするポイントは…

 自分の失敗談からスタートし、効果的なオウム返し、少し前に相手が発した言葉を

 覚えていて、会話に取り込む。

 

感謝を忘れない

 あなたがいたから、これが出来たと、表舞台に出ていない人にも感謝を伝えることが大事。

 

沈黙の使い方も大事

 最初に一瞬のポーズ(沈黙)を置くと、大事な事を言う前の注意喚起になる。

 

眉間を常に開いておく

 眉間はスピリチュアルな場所で、機嫌の良し悪しのレベルを超え、

 自分の過去と現在に満足できているかということまで表れる。

 

第一の矢は受けても、第二の矢は受けない

 例えば、足をふまれ「痛い」と感じるのは第一の矢。

 その後、「何!イライラする!」と憤りを感じるのが第二の矢。

 怒りの感覚を触発されても、うつむいた顔をいったん上にあげて、深呼吸をして、

 余計な感情を起こさないようにする。

 呼吸法が大切。

 一生懸命がむしゃらにやって過度に息を詰めると心身ともに悪影響を及ぼす。

人は見た目が9割

 服装や髪形も人格の一部で、精神状態が現れ、身だしなみを整えることは、

 お客様の安心感につながる。

 

接客の仕事は、とても好きです、

独りよがりの好きで終わらず、

プロフェッショナルの方々に少しでも近づけるよう

日々沢山のことを吸収し、学んでいきたいと思います。

 

人は状況が悪くなり追いつめられると、”心の闇”にふたをすることを忘れてしまう

読書が好きで、近所の図書館内をよくウロウロするのですが、

選ぶ本のジャンルは、自分のその時の心境をよく反映してるなと感じます。

今日は、心理学の本のコーナーに足は向かいました。

最近私自身に、少し凹む出来事があり、何か求めていたのかもしれません。

 

普段私は、子供達の前では「母」、夫の前では、「妻」、両親の前では「娘」、

姑の前では「嫁」、職場では「働く女性」と、いろいろな顔を持ち、適宜役割を演じてると思います。

演じるというと大げさで不自然に聞こえるかもしれませんが、各場面で役が自然(に見えるよう?)に振舞えることが大人になるということなのかなと感じる時もあります。

また、どれが本当の自分なのか?と問うと、すべての役を含んだものが自分なのかもしれません。

しかし、何かの拍子に(たいてい何かよくないことが続いた時)、裏の自分、

見たくもないような、攻撃的な毒を吐く自分と対面することがあるのです( ;∀;)

 

40歳からの心理学 ←本日読んだのは、こちら

追いつめられると、人間は簡単に自分の”心の闇”の部分をさらけ出す普段は尊敬されているような人でも、誰かに責任をなすりつけようとする。ふだんはやさしい女性から、口汚い罵り言葉が平気で飛び出る場面も、何度となく見てきた。

誰の心の中にも憎しみや攻撃性は必ず潜んでいる。自分の中にある”心の闇”を自覚しつつもそれをコントロールしようとすることで、人は優しく寛大になれるとも言える。

ところが、周囲の状況が悪くなり追いつめられると、人は”心の闇”にふたをすることも忘れて、それを表に向けることが生き残りの唯一の方法だと、勘違いしてしまう。

追いつめられているからこそ、正念場を迎えているからこそ、深呼吸して”心の視野”が狭くならないよう”心の闇”が暴れださないように気をつける。

ことばでいうほど実行は簡単ではないが、私自身もそれを自分に言い聞かせながら日々を送りたい」

40歳からの心理学より

 

”心の闇”というのが、まさに私にとっての裏の自分」「攻撃的な毒」で、思い返してみると、確かに精神的に追い詰められた状況で、現れてしまいます。

また、ホルモンの影響もあるようです。

人は追い詰められるとやる気に繋がる興奮脳内ホルモンが出て、それが攻撃に向くと邪魔をされると怒り、逆に逃亡に向かう時はストレスの対象から逃げようとするらしいのです。

 

ではそのような状況では、どうすればよいのでしょうか?

  1. 深呼吸する
  2. 心の視野を広げる
  3. 自分自身のあり方を見つめ直す機会だと思う
  4. 周囲の人に相談したり、アドバイスをもらう

 

いずれにしても、追い詰められた状態はずっと続くわけではなく、必ず出口があると信じ、自分が成長するチャンスと言い聞かせることが大切ではないかと思いました。

 

他にこちらの本も読んでみます。

しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書)

 

 

 

 

人生に疲れたら…… どんな旅をする?

夫fumiminが、「shihohoの好きそうな本みつけたよ」と、iPadに入れてくれま

した。

人生に疲れたらスペイン巡礼?飲み、食べ、歩く800キロの旅? (光文社新書)

   

shihoho「スペイン、いいね~!!私、まだ人生には疲れていないけれど、スペインでいつかバル巡りとかしたいの。職場のヨーロッパに詳しい方が、1番好きな国は、スペインとか言っていたしね」

 

 早速読んでみて分かったこと、考えたことは…

 

スペイン巡業とは??

スペイン巡業「カミーノ・デ・サンティアゴ」とは、スペイン北西部に向かって伸びる

キリスト教巡礼の道のこと。

カトリック三大聖地の一つ「サンティアゴ・デ・コンポスラテーラ」へ向かって、

フランス南部の開始時点から、最長約800キロに及ぶ道を、徒歩、自転車、バスなどの様々な手段で巡る、キリスト教版「お遍路」。

世界的にブームとなり、映画にもなりました。

星の旅人たち [DVD]

  1. 宿が激安。費用があまりかからない。 巡礼者は、巡礼路沿いに点在する町や村にある「アルベルゲ(巡礼宿)」に約5~10ユーロで泊まれる。                                                         
  2. ご飯が美味しい。 スペインの食文化は多種多様。魚介料理からピンチョスという小皿料理、しかもバロセロナやマドリッドの都会に比べたら、低価格で地方名物料理が楽しめる。自炊すれば、なお安上り。そしてワインが水より安い!
  3. 世界中の人々の多様な人生観に触れられる。巡礼路には、世界中から、あらゆる人種・階級・職種の人々が集まり、助け合いながら全員聖地を目指す。
  4. ダイエットに最適!筋肉もつく! 毎日6~8時間は、山道を歩き続ける事になるので、自然と引き締まった体に。
  5. 巡礼路は、世界遺産だらけ! スペインといえば世界遺産。歴史が古い巡礼路には、世界的に有名な建築物がたくさんある。
  6. 語学が上達する。 世界中から集まる人々の会話の中心は英語。聖地にたどり着くころには、スタート地点より語学が上達。
  7. 自分と対話する時間が持てる。 大自然の中をひたすら歩く最中は、まさに「自分との対話」時間。自分のペースで歩き、自分のペースで休む。くたくたに疲れて、自意識が空っぽになったとき、自分の本当の望みや答えが、内側からせり上がってくることがある。この道には、人生を洗濯するための条件が揃っている。

※「人生に疲れたらスペイン巡業~飲み、食べ、歩く、800キロの旅~」より抜粋。

  とっても、興味深ったので、ぜひ読んでみてください。

 

 shihohoは、上7つの魅力のすべてにおいてツボです。

  1. 扶養控除内すれすれで働く主婦ですから、安ければ安いほど良いのです。
  2. 食べるのも作るのも大好き!どちらも元気の源。
  3. 多種多様な価値観や人生観に出会えるから、旅が好き。
  4. 毎月スポーツジムの会費を払うと仮定したら、巡業費用にまわせる?
  5. 世界は訪れてみたいところばかり。
  6. オンライン英会話歴3年。ステップアップできたらいいな。
  7. 人生は旅そのもの。必要最低限の持ち物で暮らし、自分と向き合う時間を大切にしたい。五感で得たものをスポンジのように吸収し、感動できる柔らかい心を、いつも持っていたい。

スペイン巡業」、こんな旅のかたちもあるのですね。

 体力のあるうちに、ぜひ出かけてみたいです。

 

 ブエン・カミーノ~よき旅を~!

 

ブエン・カミーノとは、巡礼者の挨拶、合言葉